10月3日(水) ドブロブニク

怒涛の4連続寄港の3日目。今日はアドリア海のハイライトと言えるドブロブニクです。
最近は日本でも人気が出てきている観光地で、中世の城壁に囲まれている世界遺産指定の町です。

港はインフォメーションとお土産屋さんくらい
斜面の家並みもおしゃれ

船はほぼ予定通り7時すぎに入港し、下船の許可が下りたのが8時ちょっとすぎ。早めの行動を心がけている私たちは、今回もほぼ一番乗りで船を出ます。今日のメンバーは同室のSさん、それから女性のHさん、Mさんと私の4人。一昨日と同じメンバーです。

港から世界遺産の旧市街まではおよそ4キロ。バスもありますが、タクシーが13ユーロの定額料金なので、ちょっと高いけどタクシーを使います。ちなみにバスなら一人約2ユーロなので、4人で8ユーロ。タクシーはさらに5ユーロ高いので一人あたり1.25ユーロ、つまり170円くらい高いことになります。
成金ではありませんが、これくらいの出費は誤差の範囲に近いので、気にしません。(公共交通機関のバスを活用することの醍醐味もあるので、お金だけの問題でもないのですが。)

タクシーの運転手さんは、「50ユーロで1時間の観光コースに行かないか。」とさかんに勧めてきますが、「ノーサンキュー。」と、冷たく断り、10分程度で旧市街入り口まで連れて行ってもらいます。(はずれのお客でごめんなさい。)

旧市街の入り口付近にはツーリストインフォメーションがあり、そこで200クーナの1日パスを売っています。それを買おうかどうか相談していると、近くにいた日本人の男性が、「パス買っても、城壁の他は大したことないから、買うだけ無駄だよ。」と教えてくれます。個人的にはパスの方が良いように思えたけれど、おじさんがあまりに強く力説するので、パスは買わずに城壁へ向かいました。
城壁の入場料は150クーナ。もちろん1日パスよりは安いけど、他にもう一箇所入ったら、パスの方が安くなりそう。ここで、少し後悔の念が芽生えます。実際、城壁の途中の博物館が120クーナだったので、パスを買っていれば安上がりでした。悔しいので入りませんでしたが・・・。

教訓 
人の「つまらないから」を信じるな。たとえつまらなくても、入ってから「つまらない。」と言おう。

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反時計回りに一方通行です。
写真でみたのと同じ風景。

城壁はぐるりと街を一周しており、とても素晴らしい景色を堪能しました。特に私は初めてなので、城壁ははずせないと感じます。城壁は、ゆっくり歩くと1時間かかります。というより、狭い通路をそこそこの人が歩いてるので、急ぐことはほぼ不可能です。

城壁内のメインストリート
路地も楽しそう

城壁を降りたら、アイスクリームを買い食いしながらロープウエーに向かいます。ロープウエーはドブロブニクの旧市街を一望できる人気のスポットまで運んでくれます。大人気で行列ができており、40分待ちでした。(帰りは待ち時間なし。)
はるか山の上から見る旧市街は素敵です。ロープウエーのワイヤーが若干気になりますが、写真をパシパシ撮りました。

昼食は海に面した魚介料理の店。シーフードグリルとタコのサラダ。美味。(ここは日本語のメニューがあった。)たまたま隣に座った同じ船の人から「魚介のリゾット」もいただき、大満足。料金は高めの98ユーロ。一人あたり3000円というところでしょうか。それでもビールの大ジョッキとワインを2杯飲んでの価格ですから、法外に高いわけではありません。

食った、飲んだ。

昼食後も、美しい街並みの中を散策し、帰りは酔った勢いもあって港までの4キロを歩いて戻り、港でまたビールとワインを飲み、完全にリゾート気分を満喫した1日でした。
ドブロブニク、美しく料理も美味しいのでオススメです。おそらく怒涛の4日間の中で、唯一もう一度来る可能性のある街のようです。(まあ、それは明日のコトルを経験してからの話ですが。)

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